ガスパルグループでは、地域のお客様の日常的な暮らしをより快適なものにするという使命があります。
コインランドリーの店舗は、大東建託の建物にテナントとして入居。それによって、入居者さまの利便性満足度向上に貢献するほかテナントで長期入居という形でオーナーさまの賃貸経営をサポートする役割も果たしています。
一部の店舗では災害時のガス炊飯や電源が確保できる「災害時対応型コインランドリー」として店舗設計をしています。
このコインランドリー事業を通じ、当社だけではなく建物オーナー様やその地域のお客様、さらには大東建託のTotal
Winになるような事業展開を目指しています。
コインランドリー市場は2023年時点で約1250億円の国内市場と推測されています。しかしながら利用率は全世帯の約10%に満たず市場はまだ成長過程にあると考えられ、成長余地に関してはまだ大きい業界と認識されています。
当社としましては、近年の気候変動に伴うゲリラ豪雨の増加や大型台風の発生率の上昇、さらには女性活躍化社会の浸透による共働き世帯の増加で生活の中で「洗濯」にかける時間が取りにくいといった生活様式の変化、花粉やPM2.5の影響で屋外に洗濯物を干しづらいという衛生意識の高まりを踏まえ、コインランドリーの需要が今後伸び続けると考え本事業を展開しております。
コインランドリー事業においてランニングコストの内訳で大きな割合を占めるのがLPガスです。それを供給するガスパルだからこそ競合にはできないコスト低減を図ります。
基本的に無人運営のコインランドリーにおいては、複数の防犯カメラを備え、設備の稼働状況はクラウド上で遠隔管理しています。さらに無人時の顧客対応については各種電子マネーにも対応した集中精算機を導入。専門のコールセンターを設け電話問い合わせに対応しています。
店舗には自宅では難しい「布団の洗濯・乾燥」に特化した機器を設置し、サービスの付加価値を高められるよう努めています。
金沢販売所併設のオレンジハートランドリー「間明町店」では災害発生時に一時避難所となる「災害時対応型コインランドリー」の機能を設置。ガス容器にガス栓を備えた「災害対応ユニット」を設置しており、有事の際にLPガス非常用発電機からスマートフォン等に充電するための電力を供給する事が可能です。
また店舗の設備を地域住民に開放して、洗濯乾燥に使っていただいたり、2.5tの貯水槽は応急給水としても活用していただく事も想定しています。
防災訓練も実施するなど、自治体や地域住民との連携強化も目指しています。