■当社が参加した一斉訓練の概要

トヨクモが運営する安否確認システム「安否確認サービス2」の利用者が参加し、同社が主体となって行う実践に近い形式の訓練。組織ごとに回答情報を集計し、ユーザー（社員など）の回答率の時間推移や、訓練全体の平均回答時間等を確認できます。この一斉訓練は毎年開催され、今年で6回目。当社は2021年よりこのサービスを緊急時の社員の安全確認手段として導入し、訓練参加は3回目です。

■Good安否確認賞の概要

訓練の開催が5回目となった昨年度より設けられた表彰制度。回答時間や回答速度などで特に優秀な結果を収めた企業を表彰するもので、受賞企業の防災訓練の取り組みや体制などを共有することでBCPをはじめとする防災に対する意識を高めることを目的としています。当社は昨年に続き、２年連続の最優秀賞を受賞しました。

参考URL：トヨクモプレスリリース　　　　　　https://www.toyokumo.co.jp/2023/10/17/good-anpikakunin2023

１）ガス放出防止機能付きの高圧ホースを100％設置

LPガスを貯蔵する容器（ボンベ）は、そのガスの圧力を調整する機能を果たす調整機と高圧ホースにてつながっています。そして、通常は鎖などで壁に固定し転倒防止対策が施されています。万が一、ボンベが転倒し、配管やホースが破損するとガスが放出される可能性があるからです。

大地震などの大きな揺れが生じて容器が傾くなどにより、その高圧ホースに一定の張力が働いた際、自動的にガスの放出を防ぐ機能がついた機器を、当社グループでは100％設置し、対策しています。

２）LPガス容器の流出防止措置を100％実施

LPガスを貯蔵する容器（ボンベ）は、浸水被害が発生すると、流出してしまい、予期せぬ場所で事故を引き起こす可能性があります。

そこで、法令では、特に浸水の恐れのある一部の地域や、一定の容量を超えた容器に対して流出防止措置を行うことが義務付けられています。

当社グループでは、管理するすべての供給設備において、　法定以上の自社基準を設け、ボンベ収納庫の設置または鎖等を二重に取り付けるなどの容器流出防止措置を施しています。

３）災害対応バルク・ユニットを
　　全国各所へ設置、訓練を実施

当社では、全国43カ所*に、災害対応バルク・ユニットを設置しています。これらの設備は、発電機やガス炊飯器、鋳物コンロと接続することで災害発生時の電力供給や湯沸し・炊き出し等への活用が可能となります。

本災害対応設備が設置されている拠点では、有事に備えて設備活用のための訓練を適宜行い、グループ会社同士の連携や、地域住民への案内を行っています。

*43カ所：2023年9月30日時点